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変形性関節症が手術なしで直せる

東大阪市の再生医療センター「そばじまクリニック」(傍島聡医師)で9月よりスーパープロジェクトが始まりました。

慢性疾患である「変形性関節症」に悩む人は後を絶ちません。

従来は薬や湿布で痛みを抑えるか、手術といった治療法がありましたが、「そばじまクリニック」では自身のお腹や太ももなどの脂肪肝細胞を取り出し、幹部に注入するというやり方で、痛みや炎症を抑える治療法を行います。

軟骨が減ってゆく「変形性関節症」ですが、脂肪肝細胞を注入することで、軟骨の変形を抑えることができます。

又この脂肪幹細胞は冷凍保存が可能で、例えば家族に「変形性関節症」の方がおられ、将来的に症状が出る可能性がある若い方が、若い元気なご自身の幹細胞を冷凍保存して、将来もし症状が出た時に使うこともできます。

この脂肪肝細胞は、乳癌術後の乳房再建や、肝硬変の治療、若返り(アンチエイジング)などにも用いることが可能です。

この治療法は神戸大学整形外科の黒田良祐教授との共同で届け出た「第二種再生医療等計画」が近畿厚生局に2016年8月3日に受理されたものです。